アトピーにプラセンタが効く?
「プラセンタの薬理効果」や「医療分野での活躍」でご紹介したように、
プラセンタには様々な症状や病気を改善する優れた働きがあります。
その中でプラセンタはアトピーの根本的な治療薬としても、大きな注目を集めています。
通常、アトピーに用いる薬は症状を抑えることしか出来ません。
そのため薬を止めれば症状はすぐにぶり返してしまいます。
しかしプラセンタの場合は内側から体を改善する形で治療を目指すことが出来ます。
薬とは違って効果を長く維持し、少しずつ量を減らしていく(摂取の間隔を開けていく)ことも可能なのです。
それではどのようなメカニズムでアトピーにプラセンタが効くのでしょうか?
一般的にアトピーの方は、角質層のバリア機能が十分に働いていない状態にあります。
角質層が機能しないために水分が失われ、刺激や異物に弱い状態になっています。
そのためアトピーの治療には肌の保湿が重要になっているわけですが、
いくら外側から肌に潤いを与えても、本当の意味でアトピーを改善することは出来ません。
アトピーを改善するには角質層の機能を正常に戻し、肌の水分を取り戻すことが必要です。
しかしアトピーで肌細胞が損なわれている状態では、角質層を回復させるのはなかなか難しくなります。
プラセンタはこのような肌状態に対し、内側から働きかけることが出来ます。
まずプラセンタに含まれている様々な免疫抑制物質が、アトピー症状を引き起こす体内物質をコントロールします。
更にプラセンタは炎症によって損なわれた肌細胞を排除し、新しく正常な肌細胞がつくられるのを促します。
そして肌の潤いも内側からサポートし、刺激や炎症に強い肌質へと変えていくのです。
このような流れによりプラセンタはアトピーを改善して行きます。
薬のような副作用がないため、最近はプラセンタ治療を受けるアトピー患者が非常に増えています。
但しプラセンタを使用することにより、アトピーが一時的に悪化することも報告されています。
そのためプラセンタでアトピー治療をおこなう際は、必ず医師と十分に相談をしながら進めて下さい。