プラセンタ注射に掛かる費用
プラセンタとは英語で「胎盤」のことであり、プラセンタ注射とはその有効成分を体内に注入するものです。
胎盤は胎児への栄養補給や酸素補給の他、成長を促す働きがあることが知られています。
したがって、そのために必要なタンパク質や脂質、アミノ酸などの他、成長因子が含まれています。
これらの栄養素は、胎児だけではなく、私たちの美容や健康にも効果が期待されています。
プラセンタ注射は、サプリやドリンクなどからプラセンタ成分を摂取する方法とは違い、
効果の大きさや即効性が期待出来ます。
このプラセンタ注射は、美容外科や内科などの医療機関で受けることが出来ます。
一回の費用は、注射を受ける医療機関や注射する量によって差があり、相場は大体2000円~9000円です。
事前に医療機関にて料金の確認をされることをおすすめします。
またプラセンタ注射は、更年期障害や肝機能障害、乳汁分泌不全に苦しんでいらっしゃる方の治療薬として、
厚生労働省から認可されています。
これらの病気にお悩みの方は、健康保険の適用で注射を受けることが可能です。
更年期障害とは、更年期の卵巣機能の低下がもたらす、
のぼせや、イライラ、動悸、息切れなどの症状のことです。
女性ホルモンが減少することによって自律神経のバランスが崩れることが原因であると考えられています。
プラセンタには、ホルモンバランスを整える働きや、自律神経のバランスを整える働きがあり、
更年期障害に効果があるとされています。
また肝機能障害は、肝臓が正常に機能しなくなってしまう病気で、
肝硬変や肝炎などの病気につながる危険性もあるとされています。
プラセンタに含まれる成長因子には、肝臓の再生機能を促し、
肝臓機能を正常化へと導く働きがあります。
(「プラセンタの薬理効果」にて詳細に解説しています。)
上記の病気以外でプラセンタ注射をされる方には、健康保険が適用されませんので、
費用が高額になってしまいがちです。
コストダウンのためにサプリやドリンクを併用するのも一つの方法ですが、
プラセンタ注射は継続することにより、その効果の持続時間が長くなるとされており、
徐々に費用も抑えられてくることが予想できます。