プラセンタとは?
プラセンタという言葉の意味は”胎盤”です。
しかし美容や健康目的で用いるプラセンタは胎盤そのものではありません。
プラセンタエキスなどと呼ばれることもありますが、動物の胎盤から抽出した栄養素のことを指しています。
ではこの胎盤とはそもそも何なのでしょうか。
胎盤を正確に知らない方も多いのですが、胎盤は受精卵から出来上がるものです。
受精卵が子宮内に根を張って細胞分裂を繰り返し、やがて二つに分かれて片方は赤ちゃんとして成長し、
もう片方は胎盤となって赤ちゃんの成長を支えます。
胎盤は赤ちゃんに栄養と酸素を送るだけでなく、細胞分裂因子やグロースファクターと呼ばれる成長因子も送ります。
この成長因子のおかげで赤ちゃんは驚くほどの速さで成長することが出来ます。
もし万が一母親が十分に栄養を摂らなくても、赤ちゃんを問題なく成長させるだけのパワーを秘めているのです。
この胎盤の驚異的なパワーを利用するものがプラセンタです。
プラセンタに含まれる成長因子とは、細胞の増殖や分裂を促進し、組織の成長を促すたんぱく質のことです。
そしてプラセンタは生命の源ですから、人間に必要な5大栄養素に加え、
アミノ酸、核酸、ムコ多糖体、活性ペプチドといった有効成分を含んでいます。
このように様々な成分を豊富に含むプラセンタを摂り込む事で細胞や組織を活性化させ、
健康増進や若返りなどのアンチエイジングをおこなうことが出来るのです。
(「プラセンタの効果とは?」や「プラセンタに含まれる成分とは?」もご参照下さい)
またプラセンタには動物性だけではなく植物性プラセンタもあります。
植物性プラセンタにもアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。
しかし植物性プラセンタには当然ですが動物性の成長因子が含まれていません。
プラセンタの最大の目的がこの成長因子を摂り込むことですから、
植物性プラセンタはその意味ではプラセンタとは言えないでしょう。
とはいっても植物性プラセンタにも美肌効果があるため、美容の面では十分に期待をすることが出来ます。